「愛の不時着」はどうやって作られたのか? 演出家、出演者が語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「愛の不時着」はどうやって作られたのか? 演出家、出演者が語る

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成川彩週刊朝日#ドラマ
Netflixオリジナルシリーズ「愛の不時着」独占配信中

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「愛の不時着」で北朝鮮の兵士を演じたヤン・ギョンウォン (GettyImages)

「愛の不時着」で北朝鮮の兵士を演じたヤン・ギョンウォン (GettyImages)

 新型コロナウイルスで外出できない、会いたい人に会えない、そんな中で放送(配信)された韓国ドラマ「愛の不時着」。南北分断という現実を背景に、出会うはずのない南北の男女が「不時着」という事故によって出会うロマンティックコメディー(ロコ)に世界中が魅了された。

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 演出を務めたイ・ジョンヒョ氏は「海外を意識して作ったわけではないが、韓国でおもしろいものを作れば世界に通じると思っている。K-POP人気や『パラサイト 半地下の家族』などを通して世界で韓国的情緒が共有されるベースもできていた中でのヒットだと思う」と話した。

 イ氏が最初に演出オファーを受けた時には「ロコ」とだけ聞いていた。「よくよく聞けば、舞台は北朝鮮だというので、そんなの可能か?」と耳を疑ったそう。韓国の人たちにとって北朝鮮は興味の対象でもあるが、脅威でもある。ソン・イェジン、ヒョンビンというトップスターが主人公のドラマが、初回(2019年12月14日)視聴率6%台でスタートしたのは、北朝鮮が舞台という設定への視聴者の戸惑いもあった。

 とはいえ、やはり二人の吸引力はすごかった。視聴率はぐんぐん伸び続け、最終回は20%を超えた。熱愛説もたびたび出ている美男美女だが、演技力でも文句なしのベテランだ。財閥令嬢のユン・セリを演じたソン・イェジンは韓国では「メロドラマの女王」と呼ばれる。北朝鮮の軍人リ・ジョンヒョク(ヒョンビン)と会えなくなる切なさは、ソン・イェジンの表情のクローズアップで痛いほど伝わってきた。

 イ氏は「本当に付き合っているのかどうかは知らないが、とても親しい友達のようには見えた」と話す。少なくともドラマの中で本当に愛し合っているように見えるのは二人の演技力ゆえだ。以前、ドラマ「よくおごってくれる綺麗なお姉さん」でチョン・ヘインと共演した時にも「実際付き合っているのでは?」という視聴者の反響があった。その噂を制するように演出のアン・パンソク氏が語った言葉が忘れられない。「ソン・イェジンは撮影に入る時はリングに上がるボクサーのようだ。スタッフの間を通って照明の前に登場する時、この人は単にキャリアのために演じる俳優でなく、生涯演技のために生きる人だと思った」。外見の美しさに甘んじない彼女のプロ精神に震えた。


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