「ヘッドホン難聴」治療できるのは発症直後だけ 三つの予防策とは? (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ヘッドホン難聴」治療できるのは発症直後だけ 三つの予防策とは?

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山内リカ週刊朝日#ヘルス
聴力の状態をチェックできるWHOのアプリ(HPから)

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(上から)ノイズキャンセリング機能付きイヤホン「WF-1000XM3」(ソニー)、骨伝導タイプの「AEROPEX」(After Shokz)、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン「WH-1000XM3」(ソニー) (撮影/山内リカ)

(上から)ノイズキャンセリング機能付きイヤホン「WF-1000XM3」(ソニー)、骨伝導タイプの「AEROPEX」(After Shokz)、ノイズキャンセリング機能付きヘッドホン「WH-1000XM3」(ソニー) (撮影/山内リカ)

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴うテレワーク(在宅勤務)や、一人でするジョギング、ウォーキングなどで、ヘッドホンやイヤホンを使う機会が増えた。そうなると気になるのが、大音量で音楽やラジオを聴き続けることで聞こえが悪くなる「ヘッドホン難聴」だ。何よりも予防が大事。対策と最新のヘッドホン、イヤホン事情を探った。

【写真】最新機器で予防!高機能のイヤホン、ヘッドホンがこちら

「まさにテレワークによるオンライン会議や、自粛によるオンライン飲み会の需要ですね。特にヘッドセット(マイク付きのヘッドホンやイヤホン)の売り上げが順調で、昨年の同月と比べて2.3倍になっています」

 こう話すのは、イヤホン・ヘッドホン専門店e☆イヤホンを運営するタイムマシンの三友卓哉マネージャーだ。同店ではヘッドホンやイヤホンを4千種類ほど扱っている。

 ウェブメディアのBCN+Rでは、全国の家電量販店やネットショップから集計したBCNランキングを紹介している。今年5月の完全ワイヤレスイヤホン販売台数は、前年同月比165.4%だった。

 ヘッドホンやイヤホンなどを使う機会が増えることで危惧される「ヘッドホン難聴」は、大きな音にさらされ続けることで起こる音響性難聴のこと。オーディオ機器を使って大音量で音楽などを聴き続ける、あるいはロックコンサートやライブ、クラブなどで長時間、大音響の中にいることがきっかけで生じる。

 世界保健機関(WHO)も、世界で11億人もの若者がリスクにさらされていると警告している。

 厚生労働省の健康情報サイトでヘッドホン難聴の記事を監修した、慶応義塾大学医学部耳鼻咽喉科の小川郁教授は、

「オンラインの会議や飲み会でヘッドホン、イヤホンを使うぐらいでは、難聴になることはまずありません」

 と言いつつも、

「屋外でジョギングやウォーキングをするとき、あるいはスポーツジムで使う場合は、適正な音量で聴くことを心がけてほしい」

 と注意を促す。

 また、今は感染予防として、多くの地域で地下鉄も含め電車の窓を開けている。そのため車内は騒々しく、つい音量を上げがちになるので、それも気をつけたほうがいいそうだ。

 そもそも、なぜヘッドホン難聴は起こるのか。小川教授は次のように説明する。


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