ユーミンは「女王」なのに客の前では“マゾ”に…本人が理由を語る (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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ユーミンは「女王」なのに客の前では“マゾ”に…本人が理由を語る

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松任谷由実さん (撮影/中村史郎)

松任谷由実さん (撮影/中村史郎)

 連載開始25周年を迎える作家・林真理子さんの「マリコのゲストコレクション」。ご登場いただいた数多くの女性ゲストのお話から、「生き方を考える言葉」を選りすぐり、振り返ります。立ち止まって「これから」を考える今だからこそ、信じた道を貫く強さから、生きる力をもらいましょう。今回は、2001年1月5・12日号から歌手・松任谷由実さんです。

*  *  *
 まずは、日本ポップス界の女王として不動の地位をキープし続けるユーミン。66歳を迎えた今も、色褪せない魅力と歌唱力で、世の人々の心を惹きつけ続けています。昔からファンだというマリコさん、この日はいつになく緊張気味。ユーミンに会うと「女王さまに拝謁する召使その一、という感じになってしまう」そうで──。

林:八〇年代って、ユーミンの新しいアルバムが毎年暮れに出て、ファンが今年はどういう仕掛けでくるか待ち焦がれていて、百万枚、二百万枚売れましたよね。同時に女の子のライフスタイルも豊かに変わってきて、「先取りした中産階級の歌」なんて解説もあった。でも、わりと活動しづらかったんじゃないですか。

松任谷:でも、そうやって期待されることによってうまく波に乗れれば、自分が行けないところまで運んでもらえるところもあるし。活動しやすいかどうかというのは、アーティストとしてなかなか難しいですよね。生活が安定してることが活動しやすいわけじゃなくて、ザラつき感みたいなのがあったほうが走れる場合もあるし。八〇年代後半から九〇年代前半にかけては、むしろおもしろかったですね。

林:あ、おもしろかったですか。

松任谷:偉そうに言っちゃうと、ああいうウエーブを乗りこなせるのは私しかいなかったから来ちゃったわけで。波に乗るだけじゃなくて、どうきっちりした姿勢で乗り切るか。いろいろな形の波がくるわけで、八〇年代というのは、特殊なビッグウエーブでしたよね。

*中略*(以下、*)

林:ユーミンって、お金持ちのお嬢さんで、適度に不良してきた人のいい感じが出てますよね。


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