【独占入手】患者に隠されるPCR検査「3条件」とは?現役医師が告白「コロナ野放し」の実態

2020/04/13 16:00

PCR検査に使う機器(中央)にプレートをセットする研究員(C)朝日新聞社
PCR検査に使う機器(中央)にプレートをセットする研究員(C)朝日新聞社
週刊朝日が入手した都内の開業医に配られたPCR検査「3条件」文書
週刊朝日が入手した都内の開業医に配られたPCR検査「3条件」文書

 森三中の黒沢かずこさん、「報道ステーション」(テレビ朝日系)の富川悠太アナウンサーの感染が確認されるなど拡大の一途をたどる新型コロナウイルス禍。これまで感染の有無を調べるPCR検査がごく一部の人にしか実施されていないことが当初から指摘され、多くの議論を巻き起こしてきた。週刊朝日はPCR検査の件数が絞られている「動かぬ証拠」と言える文書を入手した。

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 その文書は<かかりつけ医の外来診断手順(初診例)>というタイトルが入ったもの。3月26日の日付で、新型コロナウイルスに感染した疑いを持って病院を訪れた初診の患者が病院の紹介を受け、新型コロナ外来でPCR検査を受けるまでの道のりがフローチャートで示されている。本誌にこの資料を提供した内科医がこう解説する。

「これは東京都の医師会から都内の開業医に配られた文書です。チャートは、PCR検査を受けさせる対象を『絞り込む』ためのものにほかなりません」
 
 4月6日にPCR検査が公的医療保険の適用対象となり、全国に869カ所ある「帰国者・接触者外来」の医師の判断で保健所を通さず受けられるようになった。だが、一般の「かかりつけ医」などは相変わらず保健所の判断を仰ぐしかないのが実状。この文書はそのための判断基準として配布されたもののようだ。

 チャートを一見するだけでも「すごろく」のように長く複雑な道のりを辿らなければならないことが見て取れる。<発熱37・5度以上>や<倦怠感>といった条件は厚生労働省のホームページなどでも示されている目安の通りだが、それ以外に<呼吸苦、頻呼吸><聴診にてラ音捻髪音>といった肺炎の疑いを示す兆候があった場合、血液検査や胸部X線検査が行われることがわかる。

 こうした手続きの末、症状が4日以上改善しない場合などに新型コロナ外来でPCR検査を受けることになる。いわばこのチャートの「ゴール」なのだが、そこに立ちふさがるのが次の「3条件」だ。

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PCR検査3条件とは?

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