「ウイルスと共存する」 帯津医師が勧める考え方とは (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「ウイルスと共存する」 帯津医師が勧める考え方とは

連載「ナイス・エイジングのすすめ」

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帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

帯津良一(おびつ・りょういち)/1936年生まれ。東京大学医学部卒。帯津三敬病院名誉院長。西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱。「貝原益軒 養生訓 最後まで生きる極意」(朝日新聞出版)など多数の著書がある

※写真はイメージです (c)朝日新聞社

※写真はイメージです (c)朝日新聞社

 西洋医学だけでなく、さまざまな療法でがんに立ち向かい、人間をまるごととらえるホリスティック医学を提唱する帯津良一(おびつ・りょういち)氏。老化に身を任せながら、よりよく老いる「ナイス・エイジング」を説く。今回のテーマは「新型コロナウイルス」。

*  *  *
【ポイント】
(1)世の中は人が死ぬことを受け入れて成り立つ
(2)人もウイルスも共にガイアの一員
(3)心なごやかにウイルスと接しよう

 私が世の中に憤りを感じるのはテレビを見ているときです。嘆かわしいニュースがあまりに多いと思うのです。ですから、早朝のNHKニュースを短い時間見るだけで、それ以外はテレビを見ません。

 最近の新型コロナウイルスの問題についても、ちょっと騒ぎすぎではないでしょうか。

 学校を一斉休校にしたり、様々な活動を自粛してしまったり。感染防止のためには仕方がないのかもしれませんが、やりすぎのところもあると思います。

 日本での新型コロナウイルスの死者は100人以下(2日時点)で、この数字をどう考えるかです。

 インフルエンザでも年間3千人以上が亡くなっています。以前よりは減ったものの、年間約2万人が自殺しています。昨年の交通事故死者は3215人でした。私が専門のがんでは、毎日多くの方が亡くなっています。

 実は世の中は、人が死ぬことを受け入れることで成り立っているのです。感染症の専門家は、一人でも感染者を増やさないために頑張っています。私も医者ですから、その気持ちはわかります。私も「どんながんでもあきらめない」という気持ちで日々、闘っているのです。

 しかし、専門家の思うとおりには世の中は動いていません。感染防止をあまりに優先させると、経済は破綻して社会は衰退してしまいます。

 ガイア理論という概念をご存知でしょうか。地球と生物が相互に関係することで自己調節機能を持ったひとつの巨大な生命体、ガイアを作り上げているという考え方です。


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