■大場正明(映画評論家)


評価:★★★ なかなかGOOD!
厳しく管理された子役時代と結びつけられることで、心身ともに疲れ果てた晩年の姿がより痛々しく見えると同時に、クライマックスの感動が深まる。レネーが漂わせる悲壮感、圧巻のパフォーマンスはオスカーに相応しい。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
最初はレネーだとは気づかないかも!と思いながらも、どれだけの方がジュディ・ガーランドに興味あるのか心配。一人の子役の人生を潰した大人たちに呆れた。でもこれはあの頃のショービズ。ずっと語り継がれてほしい。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
ゼルウィガー渾身の演技がとにかく輝いている。この役が俳優にとって僥倖なのがよく分かる。伝記映画で限られた期間を描くことで対象の人生の照射に見事成功。ジェシー・バックリーという新しい才能とも出会える良作。

(構成/長沢明[+code])

週刊朝日  2020年3月13日号