室井佑月「2020年こそ」 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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室井佑月「2020年こそ」

連載「しがみつく女」

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室井佑月週刊朝日#室井佑月
室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。自らの子育てを綴ったエッセー「息子ってヤツは」(毎日新聞出版)が発売中

イラスト/小田原ドラゴン

イラスト/小田原ドラゴン

 中村氏がこの程度の現場に介入するのは、誰の目から見ても不自然だろう。当時から、山口氏の問題には官邸が動いたのではといわれていたっけ。

 そしてこの年末、盛り上がったのは首相主催の「桜を見る会」。その中、問題のひとつとされるのが、「詐欺」の「ジャパンライフ」元会長に招待状が送られていたということだ。

 それ以外にも反社会的勢力の人が招待客に交じっていたとの疑惑が報道されると、招待名簿は破棄したとし、「反社の定義は困難」という閣議決定もした。

 菅義偉官房長官は会見で、この件について、企業などから懸念が出ていると質問されると、「お困りであれば警察にご相談いただければ」と答えた。

 警察、ね。安倍政権の応援団なら、動いてくれるんだろうか。彼らの友達や仲間と認められたら。

 もう独裁国家といっていいだろう。物事を歪(ゆが)めている元凶はそこ。

 2020年こそまともに戻れ。

週刊朝日  2020年1月17日号


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室井佑月

室井佑月(むろい・ゆづき)/作家。1970年、青森県生まれ。「小説新潮」誌の「読者による性の小説」に入選し作家デビュー。テレビ・コメンテーターとしても活躍。「しがみつく女」をまとめた「この国は、変われないの?」(新日本出版社)が発売中

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