小麦粉ふりふりストッカー(左)、グリル用返しL型 (撮影/写真部・張溢文)
小麦粉ふりふりストッカー(左)、グリル用返しL型 (撮影/写真部・張溢文)

 消費税が10%に上がってから、はや1カ月。財布のひもが固くなった家計の味方になるのが「100円ショップ」だ。プロが選ぶ便利なキッチン用品、年末の大掃除に活躍するものをご紹介します。

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「100円ショップの一番の利点は、ピンポイントで便利なものがあること。逆に言うと、いろいろな用途には使えない場合はあるけれども、ちょっとしたストレスになっている家事の悩みをピンポイントで解決してくれる商品が多いのです」

 こう話すのは、家事アドバイザーの矢野きくのさん。100円(+税)で手に入るおすすめ家事用品を並べた。

 なかでも、「小麦粉ふりふりストッカー」は揚げ物に重宝するアイデア商品。

「とんかつを揚げるとき、普通はトレーに小麦粉を敷いてペタペタとつけますよね。たいがい小麦粉が余る。同商品は容器にふるいとなるメッシュ構造が施されていて、必要な分だけを、まんべんなくふりかけられる優れもの。だまにならず、きれいに小麦粉がつくうえ、無駄が出ません」

 容器に入っているから、袋から開けたときに小麦粉が飛び散る心配もない。

「ドレッシングボトル」は、容器の目盛りどおりに調味料を入れるだけで和風ドレッシングなどが作れる商品。矢野さんは、ガーリックパウダーやシーズニングスパイスを小さじ半分入れてアレンジするという。

 スーパーやホームセンターではなく、あえて100円ショップで購入したいのが、調味料と接着剤だ。

「100円という限りがあるため、量は少なめ。だからこそ短期間で消費できます。調味料は、一度開封すると香りが飛んで、味も落ちる。特にごま油は顕著ですね。接着剤もいつの間にかふたが開かないほど固まっていたことはありませんか。正直、多少割高になりますが、中身の質を保つという点では、100円ショップでの購入をおすすめします」

(本誌・岩下明日香)

■家事アドバイザー・矢野きくのさんが選んだ防災グッズ

【キッチン用品】
・小麦粉ふりふりストッカー
小麦粉をふりかけることができる。写真はキャンドゥ。他社にも類似の製品あり

・ドレッシングボトル
目盛りどおりに調味料を入れてシェイクするだけで和風やオニオン味のドレッシングが作れる。写真はキャンドゥ。他社にも類似の製品あり

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