「マラソンと競歩は酷暑避け札幌で」突然のIOC案に広がる波紋 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「マラソンと競歩は酷暑避け札幌で」突然のIOC案に広がる波紋

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粟野仁雄週刊朝日#2020東京五輪
9月に東京五輪のコースで行われたマラソングランドチャンピオンシップ  (c)朝日新聞社

9月に東京五輪のコースで行われたマラソングランドチャンピオンシップ  (c)朝日新聞社

 まさに青天のへきれきだ。国際オリンピック委員会(IOC)は10月16日、来年の東京五輪のマラソンと競歩のコースを、酷暑回避のため札幌に変更したい意向を発表した。マラソンが開催都市以外で実施されれば五輪史上初。札幌市の秋元克広市長は「大変ありがたいこと」と喜ぶが、東京都の小池百合子知事は「唐突な形で発表された」と不快感もあらわだ。

 引き金は9月からカタール・ドーハで行われた陸上の世界選手権。深夜から未明に実施したが気温30度以上、湿度70%以上で女子マラソンと男子50キロ競歩で約4割が棄権。担架で運ばれる選手も出た。東京五輪のマラソン、競歩とも早朝スタートにしたものの同様の事態が危惧される。

 IOC調整委員会のジョン・コーツ委員長は朝日新聞の取材に「東京五輪が、棄権者が続出した大会として記憶に残ってほしくない」と変更に理解を求めた。

 スタート時間繰り上げを訴えてきた東京農業大の樫村修生教授も「選手や観客、ボランティアを守るためにも北海道開催は賛成」とする。同教授の研究で、東京都が導入する遮熱性舗装は路面温度を下げても反射熱で上半身の高さの温度が逆に上がると判明した。


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