雅子さまが体調を崩されていた2006年、オランダの王室の招きで、天皇ご一家は2週間滞在。13年のオランダ国王の即位式のとき、雅子さまは出席を迷っていたようですが、マキシマ王妃が電話をかけて背中を押した。それで雅子さまの11年ぶりの海外公式訪問が実現したのです。そんないきさつもあり、仲がよろしいんですよ」(同)

 雅子さまだけでなく、日本では女性天皇が認められていないという点で、愛子さまへの関心も高い。

「スペインでは長女のレオノール王女(13)が、オランダでは長女のカタリナ・アマリア王女(15)、ベルギーでは長女のエリザベート王女(17)が将来の女王に決まっています。ヨーロッパでは女王の時代が来る。女性のお世継ぎの宣言は、その国の男女平等の表明にもなります」(同)

 日本の皇室にも時代の波は来るか。(本誌・上田耕司)

週刊朝日  2019年11月1日号

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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