田原総一朗「地球環境のために自然エネルギーを増やす取り組みを」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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田原総一朗「地球環境のために自然エネルギーを増やす取り組みを」

連載「ギロン堂」

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田原総一朗週刊朝日#安倍政権#田原総一朗
田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社

田原総一朗(たはら・そういちろう)/1934年生まれ。ジャーナリスト。東京12チャンネルを経て77年にフリーに。司会を務める「朝まで生テレビ!」は放送30年を超えた。『トランプ大統領で「戦後」は終わる』(角川新書)など著書多数 (c)朝日新聞社

イラスト/ウノ・カマキリ

イラスト/ウノ・カマキリ

 ジャーナリストの田原総一朗氏は、地球温暖化対策に後れを取る日本を危惧する。

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 スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)が、9月23日、ニューヨークで行われた気候行動サミットで、“私たちは、あなたたち首脳を見張っています”と十分な対策をしていない各国首脳に怒りをぶつけた。

 サミット前の20日には、具体的な気候変動対策を求めるデモ“気候ストライキ”が、世界各地で開かれ、約160カ国、計400万人以上が参加した。

 そんな中で、日本でデモに参加したのは約5千人だった。

 また、地球温暖化対策に総力を挙げて取り組む決意を示す“気候非常事態宣言”を世界で1030を超える自治体が宣言した。

 この数年、日本でも異常気象が続いている。異常な暑さ、そして台風もやたらに多い。

 世界の多くの国が、地球温暖化対策に懸命に取り組んでいる中で、日本は危機感が薄く、政府も対応が遅れている、と環境問題に取り組んでいる人々は憤る。

 たしかに、サミットに出席した小泉進次郎環境相は、具体的な対策は打ち出せず、曖昧な表現で逃げている、と批判されていて、約70カ国の首脳が出席したのに、安倍首相は欠席した。だが、実は先進国首脳会議で、最初に地球環境について、画期的な提言をしたのは、安倍首相なのである。2007年にドイツのハイリゲンダムで行われた先進国首脳会議であった。

 安倍首相は、日本は50年までに、CO2など温室効果ガスを50%減らす、と打ち出した。これは首脳会議に大きなインパクトを与え、ドイツのメルケル首相は、記者会見で、まるで自分が提言したような表明をした。だが安倍首相の提言は、日本では全く報じられなかった。

 実は、安倍首相がドイツに出発する前に、年金5千万件行方不明事件が大問題となっていて、安倍内閣に対する不信感が一挙に高まった。そこで安倍首相に同行した記者たちが、いずれも年金5千万件行方不明事件に関心の全てを集中させていて、安倍首相の環境問題の提言については、編集部に全く原稿を送らなかったということなのだろうか。


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