■大場正明(映画評論家)


評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
オークランド育ちやマルチな活動など、脚本・主演のコンビの経験と表現の可能性が最大限に引き出されている。根深い差別や都市の再開発が人種の異なる主人公たちのアイデンティティーを揺さぶっていく展開がスリリング。

■LiLiCo(映画コメンテーター)
評価:★★★ なかなかGOOD!
観客選びますね。でも制作側もそれをわかっていて逆に気持ちが良い。ラップと喧嘩とクスリの映画は得意な分野ではないから構えて観始めてしまいましたが、途中からこの世界観の色彩を切り取りたい気持ちになった。

■わたなべりんたろう(映画ライター)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
優れたラップのフローのようにストーリーがよどみなく語られ、日常の描写の後に社会的でシビアな事象が突然現れる。ほころびを残しながら小さくまとまらず、カラフルな色の配置なのも良い。新しい才能の出現を歓迎する。

週刊朝日  2019年9月13日号