被害を受けた秋葉原の店が掲示したポスター(撮影/鈴木裕也)
被害を受けた秋葉原の店が掲示したポスター(撮影/鈴木裕也)

 おたくの聖地、東京・秋葉原でとんでもない迷惑行為が頻発している。4月ぐらいから、店先や雑居ビルの隙間などに、そのまま放置された排泄(はいせつ)物がたびたび発見されるようになったのだ。

 被害が集中しているのは、AKB48劇場やドン・キホーテのある大通りから1本入った雑居ビル街。近隣では20件以上の被害が確認されたという。あるラーメン店が被害に気付かず営業していたら「飲食店なのにあんなものを店先に放置しているのか!」と客に怒られ、慌てて片付けたこともあったという。

 排泄物をふいた紙が残されていないので「犬ではないか」との見方もあったが、サイズや形状から人のものに違いないという。

 鉄道模型店「ちゃトラ」も被害を受けた。オーナー・中島幸作さんと店員の菅原智さんはこう嘆く。

「裏の駐車場で残骸が見つかりました。合計で10回以上。雨の後に気温が上がるともう臭くて窓も開けられないこともありました」

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