カンヌ入りし、大人気だったブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ (c)FestivalDeCannes
カンヌ入りし、大人気だったブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオ (c)FestivalDeCannes
(左から)ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、クエンティン・タランティーノ監督 (c)FestivalDeCannes
(左から)ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオ、クエンティン・タランティーノ監督 (c)FestivalDeCannes
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 クエンティン・タランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で共演したレオナルド・ディカプリオとブラッド・ピット。ハリウッド最強俳優の共演ということもあり、カンヌ国際映画祭でも話題をさらった。2人に独占インタビューした。

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*  *  *

──ブラッドはブルース・リーと戦うシーンが登場しますが、あんなシーンがあると予想しましたか?

ブラッド・ピット(以下B):全く思ってもみなかったよ。あんなシーンがあるなんて。

──撮影は大変でしたか?

B:とにかく楽しかったよ。実のところ楽しくてたまらなかった。マイク・モーの演じるブルース・リーがたまらないよね。それに、とにかく筋書きが最高だ。当時のブルース・リーは駆け出しで、家族を抱えて生計を立てるのに苦労していた。“こんなことばかりやっていられない、家族のことをまず優先しなければ”と言ってたそうだよ。それで彼はウィスコンシンに引っ越し、そこでマーシャル・アーツのトレーニング・センターをオープンして生計を立てていたようだ。そんな矢先、広告であの役の告知を見て、オーディションを受けて役を獲得したそうだ。それでロサンゼルスに移ってきたんだ。あのシーンはとにかく楽しかったな。

──いくつかある格闘シーンのためにどんなトレーニングをしましたか?

B:それはすごい量のトレーニングをしたよ。年もとったから動きが遅くなってね。あのシーンをやるために、かなりのトレーニングが必要となった。ここにいる友達(レオナルドを指して)よりもかなりの量のトレーニングをしたよ。

──あなたは全身傷だらけで登場しますが、どのくらいが本当の傷なんですか?

B:ほとんどは作りものだよ(笑)。つけるのに何時間もかかったんだ。

──自分の演じる役に感情移入できましたか?

レオナルド・ディカプリオ(以下L):この映画は監督のクエンティンにとって、とても思い入れの強い作品だと思う。彼にとってはカミング・ホーム・ストーリー(故郷に帰る、ルーツに戻る物語)だと思うから。彼が愛した映画を一堂にまとめたような内容で、また同時にハリウッドの映画業界に向けたラブレターのような意味合いもある。僕とブラッドが演じるキャラクターのリックとクリフは、当時のハリウッド俳優の典型的なタイプ。今から見ればハリウッドの遺産みたいな人間だよ。特に僕の演じるリックは60年代のハリウッドに出現した新種俳優の典型だろうな。

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