「趣味嗜好が多様化する時代でも、好きを極める気持ちには共感できるはずです。ほかの沼を知ることで、若い人たちがいい刺激を受けたり、自分の世界を広げるきっかけになったりすれば……という思いで制作しています」

 出演者の方々にもコメントをお願いした。

高橋さん「毎回いろいろなテーマと出会えるし、沼にハマっているものがある人は愛情ある人やと思います。自分は脱出ゲームとたき火。沼まで行くパターンと、池(そこそこハマる)・洗面所(ハマらない)で終わるパターンがあるけど、脱出ゲームは間違いなく沼。たき火は池と洗面所の間くらいです」

桜井さん「この番組で、はやりの沼を楽しんでいます。私もぷよぷよ10連鎖にチャレンジしたeスポーツが沼の深さを感じました。私の沼は、いま作品に入っているので女優沼かな。どれだけ自分の幅を広げられるか、日々経験です」

松井さん「きょうの一輪車も感動しすぎて見入ってしまいました。コアなハマったさんっておもしろいし、自分も頑張ろうと勉強になりますね。私は海外旅行沼です。いろいろな刺激ももらえるし。沼ハマは誰が見ても楽しめる番組、幅広い世代の方に見てほしいですね」

(本誌・羽富宏文)

週刊朝日  2019年6月21日号