「今も定期的に専門の病院に通っていますよ。裁判で有罪判決を受けた当時は『急にクスリが欲しくなる』などと欲望に駆られることもあったそうです。今はそんなこともないようで、外見上は元気です。今年は原(辰徳)監督になった巨人の成績も気にしている。しかし、大スターから犯罪者に転落してしまったことで、精神的には不安定なところもあります」

 清原氏のトラウマとなっているのは、警察からの執拗な職務質問だという。外出時に何度か執拗な身体検査を受けたという。

「清原は健康とダイエットのために、毎日のようにウォーキングをしています。たまに会食に誘われ、夜の街を歩いていたときに、職務質問を受け、身体検査を受けたことがある。『注射痕はないか』などと聞かれ、犯罪者扱いで調べられたそうです。そういうことが何度も続くので、最初は怒るばかりでしたが、最近は外出するのがおっくうになっているそうです。まあ、あの風貌ですから、どうしても目立ってしまうのかな」(前出・知人)

 来年には執行猶予が明ける清原氏、完全復活を期待したいところだ。(今西憲之)

週刊朝日  2019年5月17日号

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大阪府生まれのジャーナリスト。大阪を拠点に週刊誌や月刊誌の取材を手がける。「週刊朝日」記者歴は30年以上。政治、社会などを中心にジャンルを問わず広くニュースを発信する。

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