堂本光一主演「SHOCK」“拝むしかない”その魅力とは? (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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堂本光一主演「SHOCK」“拝むしかない”その魅力とは?

連載「てれてれテレビ」

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カトリーヌあやこ週刊朝日#カトリーヌあやこ
カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など

カトリーヌあやこ/漫画家&TVウォッチャー。「週刊ザテレビジョン」でイラストコラム「すちゃらかTV!」を連載中。著書にフィギュアスケートルポ漫画「フィギュアおばかさん」(新書館)など

イラスト/カトリーヌあやこ

イラスト/カトリーヌあやこ

 まぁ、私もかれこれウン十年ジャニーズのコンサートを見てきたわけなんですが。この舞台、まさにジャニーズの全部詰めですよ。

 まずお化けね。お化けってのはヒュ~ドロドロじゃなくて、マイケル・ジャクソンの「スリラー」みたいな踊るゾンビ。二幕の冒頭に、あっ、お化け出たって思ったら、すぐシェークスピアだから。ジャニー(喜多川)さん、シェークスピア好きだから。

 皆さんある? お化けからの「ハムレット」見たことある? ここで見られます。「ハムレット」からの「リチャード三世」からの棺桶。棺桶も必須アイテムなんで、よろしく。

 そして、さらなる必須要素は、ジャパネスクだ。劇中劇で演じられる凄まじい殺陣(たて)。鎧(よろい)姿のコウイチと、きらめく刃、飛び散る鮮血。舞台中央には紅蓮(ぐれん)の炎に包まれた真っ赤な大階段。

 その頂上から、なんのためらいもなく転がり落ちる。ノーマットレス&ノー命綱。

 毎日、毎日、コウイチは落ちるのだ。千回、2千回と落ち続けるのだ。

 堂本さん、今年の1月で40歳になったんですよ。信じられねぇ。年をとらねぇ。3時間の舞台をノンストップで突っ走るエネルギー、もう拝む。手を合わせて拝むしかない。ハッと周囲を見回すと、みんなも拝んでた、たぶん。

 言うなれば、この舞台は「琥珀」だ。果てしない年月をかけて樹脂が化石化した琥珀。光にかざせば、黄金に輝く。

 その輝きの中には、長い長いジャニーズの歴史の中、育まれてきたエンターテインメントのDNAが、閉じ込められているのだ。

 座長であり演出家でもある堂本は、その「ジャニーズの琥珀」を手の中で温め、磨きあげ、輝かせ続けている。ジャニーさんがよく言っている「YOUやっちゃいなよ」こそ、「ショーマストゴーオン」なんだって、今私わかりました(え、違う?)。

 今回の公演から、オーケストラの演奏者を増員し、舞台正面のオーケストラピットから、生演奏が響いてくる。その圧がすごい。歌と共に、音を振動として体感できる。まさに生のミュージカルならではの迫力だ。


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