ストロバヤ (撮影/岡田晃奈)
ストロバヤ (撮影/岡田晃奈)
ストロバヤ キャベツロール
<br />1978年の開店以来、浅草で愛され続ける家族経営のロシア料理店。「キャベツロール」(1050円)は、贅沢に和牛100%の挽き肉とタマネギを練ってキャベツで包み、ソースとともに8時間以上じっくり煮込んだ看板料理。中身のつなぎにご飯粒を混ぜることで、ふんわりとした食感に。ほどよく酸味と甘みがとけ合うトマトソースは、なめらかなマッシュポテトとの相性も抜群。揚げたてのピロシキ(2個720円)も名物。どちらもテイクアウトが可能。税別 (撮影/岡田晃奈)
ストロバヤ キャベツロール

1978年の開店以来、浅草で愛され続ける家族経営のロシア料理店。「キャベツロール」(1050円)は、贅沢に和牛100%の挽き肉とタマネギを練ってキャベツで包み、ソースとともに8時間以上じっくり煮込んだ看板料理。中身のつなぎにご飯粒を混ぜることで、ふんわりとした食感に。ほどよく酸味と甘みがとけ合うトマトソースは、なめらかなマッシュポテトとの相性も抜群。揚げたてのピロシキ(2個720円)も名物。どちらもテイクアウトが可能。税別 (撮影/岡田晃奈)

【浅草名物「キャベツロール」の写真はこちら】

ストロバヤ
<br />東京都台東区西浅草2-15-8(営)11:30~14:00L.O.17:00~21:00L.O.(休)木(祝日の場合は翌金)、第3金 (撮影/岡田晃奈)
ストロバヤ

東京都台東区西浅草2-15-8(営)11:30~14:00L.O.17:00~21:00L.O.(休)木(祝日の場合は翌金)、第3金 (撮影/岡田晃奈)

 著名人がその人生において最も記憶に残る食を紹介する連載「人生の晩餐」。今回は落語家・三遊亭好楽さんの「ストロバヤ」の「キャベツロール」だ。

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 浅草界隈にはいろんな店があるけれど、弟子たちを連れて寄席仲間と集まるのがこちら。料理もさることながら、ママさんのおもてなしが実に心地いい。誰をお連れしても喜ばれます。最近になって、たまたま家族を連れていったら「なんでこんないい店、いままでずっと黙って教えてくれなかったのよ!」ってカミさんや娘たちにこっぴどく叱られましてね(笑)。

 私はみんなで仲良くシェアして食べる主義なんです。必ず注文するのが「キャベツロール」。最初に食べた時は驚きましたね。中にたっぷりの挽き肉が詰まっていて、トマトソースとも相性がいい。横に添えたマッシュポテトも絶品。ていねいな仕事ぶりがうかがえます。これ以外に茸のクリーム煮が入った壺焼きやピロシキもはずせません。みんながおいしそうに食べている姿を眺めながら、お酒を飲みつつ食事をするのは最高に気分がいい。最後にウォッカを一杯。これでカーッと熱くなって高座に向けて英気を養う。飲みすぎには要注意ですが(笑)。

(取材・文/今中るみこ)

「ストロバヤ」東京都台東区西浅草2-15-8/営11:30~14:00L.O.、17:00~21:00L.O./定休日:休木(祝日の場合は翌金)、第3金

週刊朝日  2019年2月22日号