紀州のドン・ファン怪死事件 和歌山県警が追う消えた2億円と55歳年下、新妻の代表取締役就任の謎 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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紀州のドン・ファン怪死事件 和歌山県警が追う消えた2億円と55歳年下、新妻の代表取締役就任の謎

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今西憲之週刊朝日
妻のSさんと野崎さん

妻のSさんと野崎さん

A社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

A社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

B社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

B社の登記簿 ※画像の一部を加工しております

 そんな中、FRIDAYデジタルが11月8日、「紀州のドン・ファン怪死事件 新妻Sさんに流れた『疑惑の1億円』と題した衝撃的な記事を配信した。

 記事によると、FRIDAYに疑惑を直撃されたSさんは「(A社から多額の金を受け取ったことについて)ええ。もらいました」と認めていた。

 そして登記簿を確認したところ。野崎さんが長年経営していた貸金業、酒類販売のA社、B社の代表取締役に55歳年下の妻、Sさんが7月末に相次いで就任していたことがわかった。

 ただ、不可解なことにSさんがA、B社の代表取締役に就任したのは7月30日とされているが、登記されたのは10月26日となっている。

「Sさんが代表取締役になったことは寝耳に水でした。しかし、9月頃に会社にあった現金、数千万円がSさん側に送金されたそうです。野崎社長の遺産がまだ確定されていない段階で、Sさんがどうして大金を引き出し、受け取ることができるのか疑問です。貸金業は野崎社長が死ぬ前もほとんどやってません。昔の貸金を回収に行く程度。酒販売は社長が『どこよりも安く』という方針から、原価すれすれの販売をしていた。社長が個人のお金で赤字分を補填してくれていた。野崎社長が亡くなったのでとてもやっていけないので事件後、店も閉めた。会社は整理する方向でした。しかしSさんが社長になり、どうなるのか……」(野崎さんの会社の従業員)

 野崎さんが経営していた酒店の前に、たくさん並んでいた自動販売機は現在は撤去され、閑散としたままだ。

 今は2人の従業員が会社の残務処理にあたっているという。

 野崎さんの親族の一人を訪ねると、FRIDAYの記事が拡大コピーされ、テーブルに置かれていた。

「幸助の兄にこのコピーを持って行って、遺産分与がどうなっているか聞いてみた。『Sさんから遺産相続の相談など全然ない』と言っていた。結婚して半年にもならん、Sさんが相続っていうのはええ気はせんわな。幸助が亡くなってからも、初盆も月命日も案内がない」

 野崎さんの遺産の行方は、捜査を継続する和歌山県警も大きな関心を寄せているという。

「野崎さんの捜査はずっと続いている。相続が終わっていない中、妻のSさんに多額のお金が渡ったこと、会社の社長になったことは承知している。野崎さんの怪死はまだ解決しておらず、その金の流れが何らか事件の解決につながらないかと関心を持っている。捜査が難航しているだけに、あらゆる可能性を模索している」(捜査関係者)

 平成が終わるまでに野崎さんの謎の死は解明されるのか?(今西憲之)

※週刊朝日オンライン限定記事


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