「“団塊の世代”(1947~49年生まれ、70歳前後)は数が多いので、火がつけばブームが起こりやすいんです。うまくいけば、社会現象のように陶芸ブームが起きる可能性もあるでしょう」(同)

 脚本は、「夏子の酒」(フジテレビ)、「ホタルノヒカリ」(日本テレビ)、「つるかめ助産院」(NHK)などを担当した水橋文美江さん。朝ドラは初登板となるが、碓井教授は「適役」とみる。

「女性主役のドラマをひじょうに丁寧に書ける方。ふつうの女性が自分の力で自分をつくり上げていったり、やりたいことを見つけてそこに進んでいったりするような物語については、いい書き手だと思います」

 最高の化学反応が生まれそうな脚本家と主演女優が手を組み、ブーム到来の可能性を秘める朝ドラ第101作。

「いい素材、いい書き手、いい女優と並んできた。新鮮さとぜいたく感が両方ある番組になるだろう、と期待しています」(同)
 新元号最初の秋は、楽しくなりそうだ。(本誌・緒方麦)
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