脱税ファン・ビンビン、収賄ICPO前総裁 習近平“見せしめ”摘発の脅威 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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脱税ファン・ビンビン、収賄ICPO前総裁 習近平“見せしめ”摘発の脅威

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大塚淳史週刊朝日
習近平中国国家主席 (c)朝日新聞社

習近平中国国家主席 (c)朝日新聞社

 中国発の二つの“消息不明”事件が話題になった。人気女優ファン・ビンビンが6月から姿を消し、約4カ月経過したが、脱税容疑で拘束されたことが明かされた。ファンは追徴課税と合わせて約146億円の支払いを命じられた。中国人初の国際刑事警察機構(インターポール、ICPO)の総裁だった孟宏偉氏は、本部のあるフランスから中国に帰国後、公安当局に収賄などの“違法行為”容疑で拘束されたことが伝えられた。

 いずれも汚職や腐敗に対し、見せしめとして大物を摘発する中国的なやり方だ。中国事情に詳しいジャーナリストの野嶋剛氏はこう指摘する。

「中国では公安部門や国家安全部門が拘束する場合、身柄拘束を最優先し、拘束した事実も明らかにすることはありません。重視されるのは国際ルールより『上のご意向』です」

 中国人ジャーナリストの周来友氏はこう解説する。

「芸能界、映画界で脱税が横行していたこともあり、中国で1~2位を争うほど稼ぐファンを見せしめとして罰しました。彼女にとって146億円の罰金を払うのは難しいことではないはずですが」

 ファンはSNS上で謝罪文を公開したが、今後の芸能活動は難しいだろう。


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