安室奈美恵の恩師が明かす無口な少女時代「学校に行かず、怒られても…」 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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安室奈美恵の恩師が明かす無口な少女時代「学校に行かず、怒られても…」

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上田耕司週刊朝日
北海道から駆け付けたファンたち。体にアムロのグッズを巻き付けていた。
那覇市役所前にて(撮影/上田耕司)

北海道から駆け付けたファンたち。体にアムロのグッズを巻き付けていた。 那覇市役所前にて(撮影/上田耕司)

 マキノ氏が安室に声をかけた翌日、安室は母親と一緒に沖縄アクターズスクールにやってきた。

「奈美恵は当時から体が細かったですが、お母さんはがっしりして、骨太でした。入会金と月謝でいくらか費用がかかったんですが、お母さんはそんなお金は払えないとおっしゃる。私はどうしてもこの子を育てたかったので、『特待生として無料にします。彼女を必ずスターにしてみせます』とお母さんに言い、承諾してもらいました」

 安室一家は決して裕福な家庭ではなかったという。

「奈美恵には兄と姉がいて、母親が3人の子供を育てていました。奈美恵はアクターズスクールまでのバス代も持っていなくて、毎日1時間30分歩いて練習にやってきていたんです」

 マキノ氏は記者にアクターズスクール出身の歌手たちの2冊のアルバムを見せてくれた。

 その中にはまだデビュー前の少女らしい安室の練習風景や屈託のない笑顔が納められていた。

 安室はインタビューで、スクール内で見たジャネット・ジャクソンの楽曲「Rhythm Nation」のミュージックビデオに衝撃を受けて以来、歌とダンスの練習に没頭するようになったと語っている。

「ダンスやボイストレーニングには熱心でした。もう、声がしゃがれるからやめなさいと止めるまで練習をしてました」

 歌とダンスに没頭するあまり、学校にあまり行かなくなり、マキノ氏と母親が呼び出されて、注意を受けたこともあったという。

「奈美恵が中学2年生のころだったかな。教育委員会に奈美恵とお母さんと私の3人が呼ばれ、『学校に全然来ていません』と注意を受けたんです。奈美恵はアクターズスクールには毎日、来てたんですけど……。注意されている間、奈美恵は何も言わず、下を向いているだけでした。お母さんと私は『すみません』と謝ったのを覚えています」

 マキノ氏は安室の性格についてはこう語る。

「いつも物静かで、無口でした。私がと自己主張もほとんどしない。例えば、ケーキをみんなで食べるとき、その場を仕切ってケーキを切るような子ではなく、ケーキを自分からもらいに行くようなタイプでもない。ただ、事務所にいる誰かが彼女にケーキを持っていってあげたくなる魅力のある存在でしたね」


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