山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。人気番組「情報ライブミヤネ屋」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める
青いボトルで2層の「オール マスカラ リムーバー」は、低刺激で目に負担をかけないのでコンタクトレンズをしている人でも使え、ウォータープルーフのマスカラもきれいに落とせるポイントメイクリムーバー。さっぱりとした使用感とメイクオフ力の高さで、ロングセラーとして今でも愛される人気のアイテム。5000円(税抜き、125mL)。百貨店やウェブ(https://www.helenarubinstein.jp/)で購入可能。
<br />
青いボトルで2層の「オール マスカラ リムーバー」は、低刺激で目に負担をかけないのでコンタクトレンズをしている人でも使え、ウォータープルーフのマスカラもきれいに落とせるポイントメイクリムーバー。さっぱりとした使用感とメイクオフ力の高さで、ロングセラーとして今でも愛される人気のアイテム。5000円(税抜き、125mL)。百貨店やウェブ(https://www.helenarubinstein.jp/)で購入可能。

 放送作家でコラムニストの山田美保子氏が楽屋の流行(はや)りモノを紹介する。今回は、ヘレナ ルビンスタイン「オール マスカラ リムーバー」。

【写真】メイクのプロも絶賛する“目元専用”リムーバーがこちら

*  *  *

 かつて化粧品業界には「春は口紅」「秋はアイシャドー」の一大キャンペーンがあって、その季節には新色や新製品が続々発売されたものである。

 いまは、どちらも一年中プッシュされているのだけれど、汗をかきにくくなる秋が近づくと、アイメイクに熱心になる人が増えるのは実感としてあるものだ。

 プロのメイクさんにメイクをしてもらうときとセルフメイクの最大の違いは、ベースにかける時間だとこれまでにも書いてきた。

 当然、使用する化粧品の数は多いし、メイクさんの技の見せどころでもあるので素人には真似がしにくい。

 しかし、比較的、プロの技を盗みやすいのがアイメイク。最近は、塗る場所をイラストで示してくれている4色入りや5色入りのアイシャドーも増えているし、まつげについては、メイクの最後、プロから「どうぞ、ご自分で」とビューラーやマスカラを手渡され、自力で仕上げることが多いパーツなのである。

 マスカラというのは、自分に慣れ親しんだ量や濃さがあるもので、長く、太く仕上げるモノが次々出てくると、「もっと、もっと」という気持ちで時間をかける人も多いことだろう。

 だが困るのは、それをオフするとき。いまは、いわゆるメイク落としでアイメイクも落とす人が圧倒的だろうけれど、目元はデリケートな部分だけに、専用の化粧品を使ったほうがいいに決まっている。

 ヘレナ ルビンスタインの、その名も「オール マスカラ リムーバー」は、プロのメイクさんのボックスに入っている確率がひじょうに高いアイメイクアップリムーバーだ。

「ウォータープルーフのマスカラもサッとキレイに落とせる」「リキッドとオイルの2層構造だから、肌に優しい感触なのに、さっぱり、しっかり落とせる」と多くのプロが絶賛している。

 ブルーのボトルをよく振って適量をコットンなどに浸して使ったり、綿棒に含ませて落ちにくいアイラインを落とすのにも便利。

 毎年、「もっとも、お買い得」とメイク雑誌が紹介するヘレナ ルビンスタインのクリスマスコフレにミニサイズが入っていた時代もあったので、商品名は知らなくても「あぁ、あの青いボトル」とご存知のかたもいらっしゃることだろう。

 どんなに濃いアイメイクもサッと落とせて、沁みる心配もナシ。

「他のモノで代用できるかな?と浮気をしても、必ず、これに戻る」というメイクさんもいた。

 ロングセラーの青いボトルは、秋冬のアイメイクの強い味方なのである。

週刊朝日  2018年9月21日号

著者プロフィールを見る
山田美保子

山田美保子

山田美保子(やまだ・みほこ)/1957年生まれ。放送作家。コラムニスト。「踊る!さんま御殿!!」などテレビ番組の構成や雑誌の連載多数。TBS系「サンデー・ジャポン」などのコメンテーターやマーケティングアドバイザーも務める

山田美保子の記事一覧はこちら