中村芝翫 歌舞伎役者は仲良しだけど、「嫉妬のかたまり(笑)」

直木詩帆週刊朝日
 今夏襲名興行を終えられ、秋からは舞台「オセロー」が控える歌舞伎俳優・中村芝翫さん。作家・林真理子さんとの対談では、スーツを着こなした威厳あるお姿で会場にいらっしゃると、場の空気がさっと変わりました。

*  *  *
林:2年間の襲名興行が終わったと思ったら、その直後に芝翫さん、シェイクスピアの「オセロー」(新橋演舞場 9月2~26日)という大変な役をなさるんですね。芝翫さん、シェイクスピアは初めてじゃないでしょう?

中村:初めてなんですよ。「芝翫」という名前になると、歌舞伎一辺倒で、ほかのことはしないと思われがちですが、僕は橋之助時代から歌舞伎以外のお仕事でも勉強させていただきましたし、シェイクスピアといったら役者である以上、一回は勤めてみたいと思う作品ですからね。簡単にできるものじゃありませんが、やっと“相思相愛”になるときがめぐってきたという感じがします。

林:すごく楽しみにしています。私、今回の「オセロー」の話を聞いたとき、「わー、おもしろそう!」と思って、すぐにチケットを買っちゃいましたよ。

中村:ありがとうございます。

林:今回、オセローの妻のデズデモーナ役を演じるはあの美しい檀れいさんで、オセローを恨むイアーゴー役は……(チラシを見て)神山智洋さんという方ですけど、ジャニーズですか。

中村:そうです。ジャニーズWESTのメンバーですね。

林:神山さんは、初めての舞台ですか。

中村:けっこうやっていらっしゃるみたいです。生田斗真君とも。

林:檀れいさん、どうですか。

中村:檀さんは、宝塚をおやめになってから、こういうお芝居は初めてなんですって。

林:意外です。お稽古はもう始まっているんですよね。

中村:はい。とにかく大変ですね。たとえば檀さんとのラブシーンも、着物を着ていれば自然にできるんですけど、洋服のままだと、どうしていいかわからないんですよ。手の甲にキスをするなんてやったことないしね(笑)。抱き合う演技とかも。

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