――最近は、「毒舌家」としても注目される。歯に衣着せぬ発言は、ときに批判を受けることもある。

 思ったことを率直に申し上げているだけです。自分の信念に確固たる自信を持っていますから。経験から、何が正しくて何が正しくないか、誰よりもわかっています。

 それに私は、誰にも遠慮する必要はないし、誰にも義理立てすることはない。そんなぜいたくな立場、完全な自由独立を手に入れた数少ない人のひとりだと思っています。

 もともと、納得できないことは黙ってはいられない性分。例えば、「お子さんを3人産んでほしい」と言った国会議員が批判されるのもおかしいと思うんです。マスコミの報じ方も、それを何とも思わない一般の人もおかしい。今の日本は亡国の一途ね。私のエネルギーは、怒りから来ています。常に活火山のように、体の中でマグマが煮えたぎっている。

 私の目標は105歳まで生きること。それが無理でも100歳までは生きて、1世紀分の世界を見てみたい。今の医学だったら、ぜんぜん夢ではないでしょ。これからの人生も、何が起きるか楽しみだわ。

(聞き手/石原壮一郎)

週刊朝日 2018年7月13日号