「紫外線に当たると白髪になる」は都市伝説? 黒髪の謎を医師が答える (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「紫外線に当たると白髪になる」は都市伝説? 黒髪の謎を医師が答える

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石川美香子週刊朝日#ヘルス

白髪があるだけで、実年齢よりも上に見られてしまったという女性は多いはず。しかも後頭部に生える白髪は、自分は気づかず他人の目には触れる機会が多いというやっかいものだ(※写真はイメージ)

白髪があるだけで、実年齢よりも上に見られてしまったという女性は多いはず。しかも後頭部に生える白髪は、自分は気づかず他人の目には触れる機会が多いというやっかいものだ(※写真はイメージ)

 黒い中にキラリと光る1本の毛。記念すべき(?)「第一白髪発見日」となったら最後、そこから始まる白髪との戦い。最近ではそんな白髪との戦いに終止符を打ち、「グレイヘア」として白髪のある髪を生かしたおしゃれを楽しむ人たちも増えています。とはいえ、簡単には諦められない! 気になって抜いたり、切ったり、染めたり……やっぱり、白髪はなくしたい! でも、自己流の白髪対策は正しいの? 身近なようで謎だらけの白髪のこと、専門医に話を聞きました。

*  *  *
 30代後半から40代にもなると、自然と髪に目立ち始めてくる白髪。2017年におこなわれた調査によると、白髪のある女性の74.2%が30代までに初白髪を経験していることがわかりました(ホーユー「白髪に関する意識調査」)。

 まずやってしまいがちなのが、白髪を見つけるとブチブチと抜いてしまうこと。「白髪は抜くと増えるのでは」という不安もあります。東京医科歯科大学難治疾患研究所幹細胞医学分野教授の西村栄美医師は、ずばりこう答えます。

「毛を無理に引き抜くと、白髪が増えるというより、毛根にダメージを与えて毛が細くなっていくのでやめたほうがいいでしょう」

 次に白髪ケアにかかせないのが白髪染め。自分で染めるにも美容院に行くにも時間とお金と手間がかかります。ツンとした刺激臭や頭皮のピリピリ感など、白髪染めのカラー剤が苦手な人もいるでしょう。

 カラー剤が苦手な人への西村医師のおすすめはカラートリートメントタイプ。臭いが気にならず、洗髪時に普通にトリートメントとして使えるため手間もかからず、白髪染めのカラーよりも、頭皮や髪への負担が少ないのが特徴です。
 
 そもそも白髪になる人とならない人がいます。何が白髪の原因になっているのでしょうか? 西村医師の研究グループは02年に黒髪のもとになる「色素幹細胞」を発見し、長い間謎に包まれていた白髪のしくみを解明しました。

「髪が黒いのはメラニンと呼ばれる黒い色のもとになる色素が髪に含まれているからです。メラニンは髪の毛の根元を支える毛包(もうほう)の奥にある『色素細胞』が作っています。毛包には毛を作る毛母細胞もあり、色素細胞からメラニンを受け取って黒髪を成長させます。しかし、この色素細胞が不足してくるとメラニンを供給できなくなり、白髪になります」



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