これには会場全体がパニック状態に。言った本人も恥ずかしかったようで、しゃがみ込んでもだえている姿がまた胸キュンものだ。「僕いやらしいこと言っちゃったね、急にふと思い浮かんで言ってしまいました」としばらくハイテンション。ちなみに女性に言われてうれしいのは「ジュンギオッパ」で、「そう呼ばれたらなんでもやってしまいそう」なのだとか。

 最後の質問は4カ月前から始めたというブラジリアン柔術について。「とってもハマっている柔術ですが、なにか得意な技はありますか? 実技でみせてもらえるとうれしいです」。しかし、「じゅうじゅつ」が発音しづらかったようで、何度も何度もカミカミで読み直していた。実技にうつり、180度開脚で柔軟性を見せつけたあとは、実際にアクロバティックな寝技を披露してくれただけでなく、女性が暴漢に襲われたときの護身術も伝授。ファンの身を案ずるジェントルマンぶりもみせた。ファン歴2年の東京都の女性(50)は、「『じゅうじゅつ』を読み間違えて、何度も『ちゅっちゅっ』と言っている姿に、私だけでなく、周りのみんなが悶えていました。一回たどたどしく読んだあとにはスラスラ読めるクレバーさもステキですよね」。

「心配しないで、君」「慈しみの木」の2曲を歌うと、今度はゲームコーナー。全員立ち上がって、イ・ジュンギが決めた条件に該当する人が座っていき、最後に立っていた2人にプレゼントが贈呈される。「肩より髪の長い人」「パンツをはいている人」などの条件をすり抜け、勝ち抜いた2人はステージ上に呼ばれ、憧れのスターと肩を組んだりハグしたり。気になるプレゼントは、イ・ジュンギが沖縄撮影の時に滞在した「ヒルトン沖縄北谷リゾート」の宿泊券!

 そしてまた、ライブタイム。「麗」のサウンドトラック「君のために」のイントロが流れると、会場からは歓声が。バックスクリーンにドラマのキスシーンが流れると、歓声は悲鳴に変わった。曲が終わるとイ・ジュンギは手を振ってステージから消えていった。

 と思いきや、次の曲「毎日君と」が流れ出すと、1階席から違う衣装に着替えたイ・ジュンギが現れ、歌いながらファンと握手。眉をハの字にしてうっとりするファン、我先にと手を伸ばすファンらに取り囲まれながら、カメラに向かって「愛してるよ」と手を振るのも忘れない。

 ファンと触れ合ってステージにあがったスターは、アイラブニューヨークのパロディーのざっくりしたベルスリーブの白いニットに、ブラックの細身アンクルパンツとスニーカーを合わせ、少年っぽさを残しながらヌケ感のあるスタイルに変身していた。なぜか手には2つの花束。するとおもむろに「今日は誕生日を祝ってもらいました。みなさん僕の家族なので、今日誕生日の方をみんなで祝いたい」とサプライズ宣言をした。

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しかし、ここで問題発生!