欅坂は、特に10代の子たちから強い共感を集めている存在だという。

「今の状態は、『てち(平手)どうなっちゃうんだろう』と気にしながら、『他のメンバーも頑張っているね』という共感を若いファンに生み出す。リアリティーショーという視点で見た場合には、うまく回っているのかもしれません」

 宗像さんは映画主演も決まり、平手もグループも心配ないと見ている。

「今は結果的に危うい状態に追い込まれてしまい、活動を抑えている状態なのではないでしょうか。ミュージックビデオ(MV)ではもちろんセンターをつとめていますし、要所要所では、平手さんが登場するつくりにしています。不在が多くても、長い目でみれば、平手さんもグループ自体も大丈夫だと思います」

 女優として不安を打ち破る平手と、グループとして成長した欅坂46の活躍を近く見られそうだ。(本誌・太田サトル)

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