すい臓がんのステージ4の経済学者・石弘光さん「がんを冷静に分析してみよう」 (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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すい臓がんのステージ4の経済学者・石弘光さん「がんを冷静に分析してみよう」

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一橋大学名誉教授の石弘光さん(右)と日本対がん協会会長の垣添忠生さん(撮影/大野洋介)

一橋大学名誉教授の石弘光さん(右)と日本対がん協会会長の垣添忠生さん(撮影/大野洋介)

石:あるんですよ。体重も減らないし、活発に動き回っています。スキーもしたいぐらいなんです。

垣添:お酒はいかがです?

石:女房と缶ビール1本をシェアしようか、というぐらいです。たまに、ワインを1、2杯やります。外出したときはノンアルコールビール。飲めなくなったというより、飲みたくなくなったんです。

垣添:酒の味は変わっていませんか。

石:はい。ただ、夜の会合はやめました。その分、ランチが忙しいですわ(笑)。

垣添:楽観的に病気をとらえていらっしゃいますね。

石:スキンヘッドは髪形を変えたと言えば終わっちゃうし、すい臓がんステージ4Bと言うと、おずおず連絡してくる友人が多いけれど(笑)、普通の生活を送っている感じです。「体力と気力のストックがある」と友人が言ってくれました。

垣添:すばらしい。QOLを維持するために何かなさっていますか。

石:趣味を充実させています。たとえば囲碁です。一橋大学の如水会館(東京都千代田区)などで、2局。1局1時間半ぐらいです。昔は3局打っていましたが、3局目は体力消耗で負けちゃうから、やらない。

垣添:負けたくないですからね。

石:不愉快ですから(笑)。

垣添:奥様とは、どんな会話をされていますか。

石:情報は100%共有しています。僕のメールは全部、彼女のiPadで見ることができるんです。けっこう天下国家も議論してますよ。彼女は50年、確定申告をやっていますし、僕の手書き原稿をパソコンで打ったりしていましたから、税制通なんですわ。

垣添:夫婦の対話がはずむことも、非常に大事です。

石:朝起きるとね、今日は何を食べようかという話から始まります。肉を食べないと体重が減るんですよ。だから、食事の内容は、以前よりリッチになりました。エンゲル係数が高くなったんじゃないかな。旅行もよく行くんですよ。

垣添:どんなところへ?

石:新潟大学の経営協議会の委員をやっていますから、新潟には2カ月に1回かな。帰りに温泉寄ろう、とかね。一橋大の仲間やゼミの教え子たちとも年1、2回旅行しています。


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