「老眼鏡は、気にしている顔の部分を目立ちにくくしてくれたり、選ぶ色によっては、年齢よりも若々しく見せてくれたりする優れもの」

 そう話すのは、ヘア・メイクの伊藤佳奈さん(Bliss)。顔のくすみが気になる人は、クリアフレームをチョイスすることで肌映りが奇麗になり、光効果で目元もはっきりするのだとか。黒縁や茶色、べっ甲風の老眼鏡はシャープな印象になるので、たるみが気になる人にオススメ。

 知的な雰囲気を演出したいならば、フレームのふちが上がっているものがベスト。顔の大きさが気になる人は、レンズの縦幅に注意しましょう。「縦幅が大きいほど、骨格補正効果も大きくなるので、小顔に見えます」

■顔の輪郭がぼやけてきたら…

「老眼鏡を作るときには、まず、眼の度数をきちんと測ったうえでフレームを選びましょう」

 フォーナインズ 銀座並木通りSalon 支配人の鳥居和也さんはそう話します。手元の本や新聞を読む距離は、眼からおよそ30 ~ 40センチだそう。でも、このシーンばかりを重視してしまうとテレビ画面が見づらくなることも。そういう人は、手元から少し離れた所も見える累進レンズの眼鏡にしたほうが、不便さを感じる回数が減るといいます。

 また眼鏡は顔の中央にくるアイテムです。「機能的かつ顔の印象を華やかに見せてくれる色や形を意識するといいでしょう」。顔のしみやしわをカバーするには、赤のフレームが◎。血色がよくなり健康的に見えます。女性の場合はレンズにまつげが触れないかも大切なポイントです。