顔の輪郭や大きさが気になる人は、フレームの縦幅に気をつけて。縦幅が長いほうが、骨格補正効果があり、小顔に見えます(イラスト/越前菜都子)
顔の輪郭や大きさが気になる人は、フレームの縦幅に気をつけて。縦幅が長いほうが、骨格補正効果があり、小顔に見えます(イラスト/越前菜都子)

 フレームの形や色、キラキラしたディテール……。新しい眼鏡を掛けると顔の印象は見違えるほど変わります。「老眼鏡」を実用アイテムと考えずに、ファッションアイテムとして選ぶにはどうしたらいいのか。3月27日の発売の週刊朝日ムック『眼の病気&老眼がまるごとわかる2018』ではメガネやヘア・メイクのプロに取材しました。

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 年齢を重ねることで必要になってくる「老眼鏡」は、日々の暮らしの中で欠かせない必需品です。もちろん、「見る、読むためのツール」として、実用の面から選ぶのは大切ですが、女性ならばオシャレアイテムとしても選んでみましょう。

■老眼鏡を変えると、人生が輝き出す

 例えば素材。メタルとプラスチックなど、違った素材の組み合わせの老眼鏡は、軽やかな印象の中にも凛とした表情を演出します。透明感のあるフレームは表情を明るくしてくれたり、赤や紫などのビビッドな色は、オシャレの着こなし幅を広げてくれたりもします。

 若いころから使い慣れている眼鏡の形を変えるのは、少し抵抗があるかもしれません。が、顔の輪郭や表情は、年を取るにつれて変化します。また、基本的に眼鏡は、目元を立体的に見せてくれる効果があります。目の周りに線や色が加わることで、メイクアップをしたかのような働きが期待できるのです。

■トレンドは、実用だけではないオシャレな老眼鏡

 自宅の居間だけで使うような老眼鏡とは別にもう一つ、会食やパーティーなどの「ハレの日」のために、掛けるだけで華やかさが加わる老眼鏡を持っていると心強いもの。眼鏡のフレームやテンプルにラインストーンやパールが施されたデザインを選ぶことで、ラグジュアリー感も増します。黒縁のフレームで顔の表情を引き締めたり、細いラインのフレームでスタイリッシュさをプラスしたり。実用だけではない、オシャレな老眼鏡を選ぶことが、今年のトレンドなのです。

■くすみやしわが気になったら…

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