「近年の、バラエティ寄りの傾向があるスポーツ番組では、自分のキャラを押し出す『ママ的存在』の女子アナよりも、でしゃばらずに進行するカトパンは、ピッタリだと思います」

また、カトリーヌさんは“大穴”としてテレ東の布陣にも注目する。

「深夜番組でお肉の美味しさを詩吟で伝えることで人気の鷲見アナと『モヤさま』の福田アナ。バラエティ畑の女子アナの読めなさに注目ですね」

 前出の碓井教授はNHKの布陣に注目する。

「ソチで4位入賞、ビジュアルもいい上村愛子さんを抑えている。そこにキャスターの筆頭格にお茶目な桑子アナとスポーツ担当で巨乳で人気の杉浦アナ。NHKが数字も取りに来てるなと見えます。そこに、“のれんをくぐれば美人女将”といった具合にフジには加藤さんがいる。桑子・杉浦・上村のNHK連合軍にカトパンが高橋と野村を従えてどこまで迫れるか。ただ、カトパンが一番活躍したころのフジではないところところは気になります」

 最後に碓井教授は五輪の楽しみ方をこう提案した。

「試合結果は変わることはないですからね。ゲストやメインキャスターを比べながら楽しむのもまたよし、というところでしょうか」 (本誌・太田サトル)

週刊朝日  2018年2月16日号より加筆