活況な投資市場 初心者が狙うは新興株の市場変更 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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活況な投資市場 初心者が狙うは新興株の市場変更

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週刊朝日#企業
1月23日、26年ぶりに終値で2万4000円台を回復した日経平均(c)朝日新聞社

1月23日、26年ぶりに終値で2万4000円台を回復した日経平均(c)朝日新聞社

65歳からの株式投資【東証1部市場変更期待銘柄】(週刊朝日 2018年2月9日号より)

65歳からの株式投資【東証1部市場変更期待銘柄】(週刊朝日 2018年2月9日号より)

 また、東証1部への市場変更のためには各種の基準があり、株主数を増やすこともその一つ。

 ラーメンチェーン「一風堂」を展開する力の源ホールディングスが行った「株式分割」や大株主の所有株式を一定価格で希望者に売却する「立会外分売」が実施される場合もある。

 例えば、ゴルフ場情報のポータルサイトを運営している「バリューゴルフ」は、1月に株式の「立会外分売」を実施している。昨年初に1400円台でスタートした株価が今年に入り3700円台をつけ2.6倍になるなど絶好調で、「東証1部への市場変更」を目指すと明らかにしている。

「この立会外分売は、証券会社への申し込み後の抽選となります。取引所の取引時間外に実施され、購入手数料がゼロという特典があります。ただし、証券口座の開設は必要です。実施の各種情報を得るには、マネックス証券のように登録をするとメールで教えてくれるサービスを行っているところもあります。一般的にはパソコン上で無料閲覧できる『適時開示情報閲覧サービス』(TDnet)をこまめにチェックすることが近道でしょう」(証券アナリスト)

 市場変更にあたっては一定の時価総額(発行済み株式数×株価)の基準もあり、企業業績が好調なときに実施される。

 さらに、市場変更から間もない企業は「東証1部市場変更記念配当」を実施するケースもあるなど株高要因が重なることで、魅力的な投資対象となる。つまり、マザーズ・ジャスダックの新興銘柄が東証1部市場変更を目指すということは、

(1)機関投資家などの新たな買い需要が発生
(2)東証1部企業となることでのビジネスチャンス拡大
(3)株式分割や株主優待など株主還元策が強化されやすい
(4)市場変更後も記念配当の実施などが期待できる
(5)一般的に業績の好調時に行われる

 ただし、この市場変更に伴って公募増資(ファイナンス)を行うと1株あたり利益の希薄化がマイナス視されて、株価が一時的に下がる場合もあるので注意も必要だ。

 このような株高要因がそろうのは、新興市場銘柄独自の魅力でもある。


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