日本相撲協会の理事会に出席した貴乃花親方 (c)朝日新聞社
日本相撲協会の理事会に出席した貴乃花親方 (c)朝日新聞社
引退した元横綱日馬富士 (c)朝日新聞社
引退した元横綱日馬富士 (c)朝日新聞社

 日馬富士の暴行事件で力士たちの“地方巡業”でのアフター5が暴かれることとなった。相撲人気で、日本各地の勧進元らからの「うちの町に巡業に来て」という要望が多いという。

【伊勢ケ浜部屋のコーチになるという話もある日馬富士】

「今年初場所に優勝し、日本人横綱になった稀勢の里の人気がすごく、巡業の申し込みが増えています。スケジュールは2年先まで埋まってます」(地方巡業を招聘する勧進元)

 冬巡業は九州、沖縄の10カ所12日間(12月3~17日)で行われる予定だ。

 元力士はこう話す。

「地方での楽しみといえば、地元での食事と女。何人かの関取たちが、デリヘルを呼んでましたよ」

 年間6回の本場所のうち、東京・国技館以外では、大阪(3月場所)、名古屋(7月場所)、福岡(11月場所)で行われるが、親方や力士は地方で遊ぶという。

「東京では奥さんの目があるから、女の人と会うのは大変。電話、メールでバレるからやりにくい。地方だったら、ばれずに自由奔放に遊べるから、街々に女ができるんです」(タニマチの女性)

 そして、こう続ける。

「大阪の女装ショーパブに行ったら、とある元親方が両脇にきれいな女の子を連れて遊びに来てました。ホテルで腹上死したと報じられた親方もいましたね。協会関係者の女性と不倫してクビになった方も知っています。今、現役の力士はモテモテで、ホテルに女を連れ込んでいる」

 2年前の日本相撲協会の理事長選で八角親方に敗れた貴乃花親方は、巡業部長に就任した。巡業副部長には元大関・栃東の玉ノ井親方(41)がなった。

「貴乃花親方と玉ノ井親方は明大中野中学の先輩後輩なんですよね。巡業部でも、うまく役割分担してやっていたようですよ」(貴乃花一門の支援者)

 前出の地方の勧進元はこう話す。

「お相撲さんも、地方ではハメはずしたいじゃないですか。貴乃花親方の前の巡業部長は尾車親方(元大関・琴風)ですが、その時代はフランクでした。尾車親方は地域の相撲ファンとの交流を大事にしていたから、夜の外出も自由だった」

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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だが、巡業部長が貴乃花親方にバトンタッチされると…