妻:実際、かなえてるもんね。出会ったころ出たがっていた「最強スポーツ男子頂上決戦」や「SASUKE」にも出ることができたし。
夫:二人の夢は24時間テレビのマラソンを二人で走ることなんです。あまりにも彼女が壁に当たったことがないんで、僕がマラソンを勧めたんです。そしたら意外に走れて。
妻:この間、二人で100キロを完走したもんね。私はマラソンで、壁を乗り越えたときのうれしさを知った。いまは「壁にぶち当たるのも悪くない」という彼の言葉がわかる気がする。
夫:勧めた甲斐があった。
妻:年齢も上がってきたし、アスリート俳優を続けていくには体のケアも大変なんです。でも番組で勝てば、彼のうれしそうな顔を見ることができて私もうれしい。彼も私の笑う顔を見るためにがんばってくれている。私たち目指すゴールはたぶん同じ。いままで二人三脚でがんばってきたけど、これからは娘と家族三人四脚でがんばろうね、って言ってるんです。
夫:三人四脚? 転びそう……(笑)。
(聞き手・中村千晶)
※週刊朝日 2017年12月15日号より抜粋