この秋、人気のあまおう味より売れているそうで=ふくや提供
この秋、人気のあまおう味より売れているそうで=ふくや提供

 創業70周年を迎える老舗のめんたいこメーカー「ふくや」(福岡市)が不思議な味のアイスキャンディーを発売している。その名も「アルプスアイスキャンデー 明太子ミルク味」(1本税込み200円)。めんたいこが約6%含まれているというのだが、その前に、なぜめんたいこのお店でアイスキャンディーなの?

 実は、創業者である初代社長の故・川原俊夫氏が、同社の創設前に、アイスキャンディーを販売していたことがあり、今年5月から九州の素材を使い、あまおう味や甘夏味、小豆味などで復刻した。同社の開発担当者によると、10月5日の創業日を迎えるにあたり、「看板商品であるめんたいこでアイスキャンディーを作れないか」という思いが募り、開発したという。

 果たしてめんたいこの辛みが甘みとどう絡み合うのか。取り寄せて食べてみることに――。

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吉崎洋夫

吉崎洋夫

1984年生まれ、東京都出身。早稲田大学院社会科学研究科修士課程修了。シンクタンク系のNPO法人を経て『週刊朝日』編集部に。2021年から『AERA dot.』記者として、政治・政策を中心に経済分野、事件・事故、自然災害など幅広いジャンルを取材している。

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