白塗り復活! 小日向文世が思い出す“21年前の気持ち” (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

白塗り復活! 小日向文世が思い出す“21年前の気持ち”

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日
小日向文世(こひなた・ふみよ)/1954年生まれ。96年までオンシアター自由劇場に所属。近作に映画「サバイバルファミリー」「ミックス。」「鋼の錬金術師」等。「アウトレイジ ビヨンド」でキネ旬ベスト・テン助演男優賞、「国民の映画」で読売演劇大賞最優秀男優賞受賞(撮影/伊ケ崎忍)

小日向文世(こひなた・ふみよ)/1954年生まれ。96年までオンシアター自由劇場に所属。近作に映画「サバイバルファミリー」「ミックス。」「鋼の錬金術師」等。「アウトレイジ ビヨンド」でキネ旬ベスト・テン助演男優賞、「国民の映画」で読売演劇大賞最優秀男優賞受賞(撮影/伊ケ崎忍)

 新幹線で起こったちょっとした偶然。そこから、懐かしくて新しい、一つの芝居が生まれようとしている。

 去年の秋のこと。兵庫での舞台を終えた小日向文世さんは、共演した秋山菜津子さんと一緒に新幹線で帰途についた。秋山さんの夫で演出家の白井晃さんの話になり、小日向さんが「一緒に舞台をやりたいなぁ」と呟いた。「帰省していたので、彼、この新幹線に乗ってくるはずよ」と秋山さんは言った。

「白井ちゃんが本当に新大阪から乗ってきたので、『一緒にやりたいね』と話したら、『本当ですか!』って。その場ですぐパソコンを開いて、3本の台本を見せてくれた。それを送ってもらって一気に読んだら、ヴァージニア・ウルフの小説『オーランドー』を戯曲化したものを、僕は面白いと思った。奇想天外なファンタジーなんだけど、『これなら白塗りでできそうだな』と(笑)」

 小日向さんは、23歳から42歳までの19年間、串田和美さんが主宰するオンシアター自由劇場に在籍していた。どうやって、役者として冴えていくか。どうやって串田さんと吉田日出子さんをビックリさせようか。面白がらせようか。褒めてもらおうか。役者として生きていく上で大事なことは、すべて自由劇場時代に教えられたという。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい