もの忘れはクスリで治る? 漢方薬のエキスに各社大注目 (1/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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もの忘れはクスリで治る? 漢方薬のエキスに各社大注目

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誰もが経験する日常的な“もの忘れ”がクスリで何とかなったら…(※写真はイメージ)

誰もが経験する日常的な“もの忘れ”がクスリで何とかなったら…(※写真はイメージ)

 何とかしたい日常のもの忘れ。年のせいと諦めていた人も多いだろうが、最近「もの忘れを改善する」クスリが相次いで発売された。脳内のメカニズムの検証報告もあり、注目を集めている。だが、認知症が対象ではないので注意も必要だ。

 テレビでよく見る芸能人の名前が出てこない、家のカギや携帯電話の置き場を忘れ捜し回る……。誰もが経験する日常的な“もの忘れ”症状。それがクスリで何とかなったら──。

「ご年配の方がよく手に取っておられますよ」

 東京近郊のドラッグストアで、薬剤師が店の一角にある「漢方コーナー」を紹介してくれた。そこには中高年のもの忘れを改善させるというクスリが並んでいる。これらは今年、相次いで登場し、注目されている市販薬だ。

 発売の先陣を切ったのは、森下仁丹の「キオグッド顆粒」(90包・5400円/税抜き)で、3月に通信販売で売り出した。その後、4月には同社と共同開発を行ったロート製薬が薬局・薬店向けに同名の製品(30包・1800円/税抜き)を発売。6月には小林製薬が「ワスノン」(42錠・千円、168錠・3700円/税抜き)を、7月にはクラシエが「アレデル顆粒」(42包・1900円/税抜き)を出した。

 発売した企業の期待は高く、手ごたえを感じているようだ。

「予想以上の速さで数が出ている。継続して使用したいというお客さまも非常に多い」(森下仁丹広報マーケティング担当)

「“もの忘れコーナー”を設置されるドラッグストアもあって、注目されている商品であることは確かです」(クラシエ広報部)

 ロート製薬は、発売前に20~60代の男女3万人にインターネット調査を実施。40代以降でもの忘れを自覚する人が増え、50代以上では6割以上で自覚症状があった。「売り上げ目標に対して順調に推移している」(ロート製薬広報)という。

 ドラッグストアの滋養強壮コーナーに商品を置いてもらうことで、疲れによるもの忘れを気にしている人の購入を期待するのが、小林製薬だ。同社のネット調査では、40~70代の約4割がもの忘れを気にし、その約半数は運動や栄養バランスのよい食事などをしているにもかかわらず、満足していないことがわかった。

「8月31日現在、店頭で販売するブランドの中で売り上げナンバーワンです」(小林製薬広報担当)


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