ピンクのスーツをよく着ていたことから「ピンクモンスター」と恐れられた豊田真由子議員(C)朝日新聞社
ピンクのスーツをよく着ていたことから「ピンクモンスター」と恐れられた豊田真由子議員(C)朝日新聞社

「このハゲーーー!」

「ちーがーうーだろー。違うだろー!」

 元秘書を罵倒する音声が公開された豊田真由子衆院議員(自民党・埼玉4区選出)。今年6月に週刊新潮で報じられた直後に離党届を提出し、心身症を理由に入院した。その後は公の場に姿を見せていない。

 横暴な態度とピンク色の服をよく着ていたことから「ピンクモンスター」と恐れられていたが、現在は“雲隠れ”している。事務所スタッフも連絡が取れない状況だという。

 被害を受けた元秘書は埼玉県警に被害届を出した。埼玉県の上田清司知事は8月1日の記者会見で、「ほとぼりが冷めたら出てこようというのはひきょう」と述べ、説明責任を果たせないなら議員辞職するよう求めた。

 自民党埼玉県連ホームページの議員紹介欄からは、名前が消えた。

「党本部に離党届を出したとのことなので、名前を外しました。報道が出てから県連には連絡もなく、何をしているのかはわかりません」(県連関係者)

 豊田氏は2012年の衆院選で初当選した安倍チルドレンの一人。不祥事が続発する“魔の2回生”だ。

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