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ありのままの「沖縄1935」 後世に残すべき記録写真!

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週刊朝日

琉球王国時代から使われていた「ケー」と呼ばれた衣装箱を頭に載せて歩く女性。ちょうつがいの形などの細かな作りが本土風に変化している(c)朝日新聞社

琉球王国時代から使われていた「ケー」と呼ばれた衣装箱を頭に載せて歩く女性。ちょうつがいの形などの細かな作りが本土風に変化している(c)朝日新聞社

 糸満漁師たちの日常、珍しい軌道馬車、活気あふれる那覇の市場。沖縄戦前の1935年に、沖縄に暮らす人々を生き生きと写し出した貴重な写真が大量に見つかり、話題を呼んでいる。現在発売中の『写真集 沖縄1935』では当時の新聞紙面や、その追跡取材も収録した。

【フォトギャラリー】誰も見たことのない戦前の沖縄が写真でよみがえる

 1935年に沖縄で撮影されたネガが、朝日新聞大阪本社で大量に見つかった。詳しい写真説明は残されていなかったが、地元紙・沖縄タイムスの取材で、撮影場所や当時の様子が浮かび上がった。

 写真は、生き生きとした住民たちの表情や伝統文化を写し出している。戦前の沖縄を伝える非常に貴重なもので、新聞紙面やウェブで紹介されると、大反響を呼んだ。

 沖縄戦ですべてが一変する、その10年前。戦火にさらされることもなく、米軍基地もない、ありのままの沖縄が、ここにはある。

週刊朝日 2017年8月11日号


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