先生への反撃に小学生男子が“共謀” 春風亭一之輔の思い出 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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先生への反撃に小学生男子が“共謀” 春風亭一之輔の思い出

連載「ああ、それ私よく知ってます。」

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小学生男子が考えた“共謀”とは?(※写真はイメージ)

小学生男子が考えた“共謀”とは?(※写真はイメージ)

 落語家・春風亭一之輔氏が週刊朝日で連載中のコラム「ああ、それ私よく知ってます。」。今週のお題は、「共謀」。

*  *  *
 小4の時。水曜日の放課後に『班長の時間』というミーティングタイムが、担任の先生によって設けられていた。私は一応班長。6月頃だったか、

「クラスの歌を『班長の時間』で考えといてね」

 と先生から指令。学級委員が、

「何を考えればいいですか?」

 と聞くと、

「そうなあ……歌詞、メロディー、タイトル……、だいたい作っちゃっていいから」

 と丸投げな返答。

 キダ・タローじゃないんだから、そんなにすぐにオリジナル曲ができるわけなく、とうとう3回目の水曜日に。学級委員が、

「先生の好きな武田鉄矢の替え歌でいいんじゃね?」

 と『贈る言葉(4年3組ver.)』という歌を作ってきた。

<暮れなずむ野田の、醤油の樽の中、愛するあなたへ、4年3組……>

 みたいな歌詞。かなり恥ずかしい、字余りだし。

 先生は苦笑いしつつ、

「んー、とりあえず学級会で発表してみ……」

 案の定、反対多数でした。

 その後、業を煮やした先生が特設チームを結成し『銀河鉄道999』の替え歌になったんじゃなかったかな。

<汽車は、闇を抜けて、4年3組へー>

 みたいな。ひどいな、字余り。

 結局誰も納得しないまま、それを1年間唄い続けたはずだ。

 5年生になるとクラス替えで『班長の時間』もなくなった。

「面白いことねーかなー」

 と、暇な男子5、6人で放課後にぶつぶつ。

「先生の頭上にマンガのように上手く黒板消しを落とす方法」

「コロコロとボンボン、どっちが面白い?」

 みたいな、くだらないコトは時間を忘れさせてくれるのだ。

A君「雪が降ったら、昼休みは雪合戦だな」

一同「いいねー!」

B君「じゃあさ。先生を四方から連結タイヤ(古タイヤを重ねて繋げた遊具)で挟み撃ちにしてさ、ガンガン雪ぶつけて、ズボンの中にも雪放り込んで。しばらくしたら解放してやるの。で、前もって昇降口前に落とし穴掘っておいて、タオル持ったC(女子)を配置してさ。『先生ー、大丈夫!?』って油断させて、穴に落ちたら上から集中砲火。その間に職員室のロッカールームに忍び込んで、先生の着替えからなにから全部隠しちゃう。そうすれば午後の授業できなくなって、自習になるよ!!」


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