「高齢者は75歳以上」の時代に現役並みの収入が得られる? 60歳から“効く”学びのすゝめ (1/5) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「高齢者は75歳以上」の時代に現役並みの収入が得られる? 60歳から“効く”学びのすゝめ

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年齢を重ねてもイキイキしている人の秘訣は何か(※写真はイメージ)

年齢を重ねてもイキイキしている人の秘訣は何か(※写真はイメージ)

 年齢を重ねてもイキイキしている人の秘訣は何か。新しいことを学び続けることで、健康を保ち、気持ちも前向きになり、人間関係もいい方向に回転し始めるという。ただし、定年を迎えてからの学びにはコツがある。「高齢者は75歳以上」などと提言される時代に、人生あきらめるのはまだ早い。一歩を踏み出せば、後半の人生が花開く。

「勉強を始めてから、道が開かれてきました」

 待ち合わせの場所に現れた田代真一郎さん(66)は、60代後半とは思えないほど外見は若々しく、話しぶりもはつらつとしている。50代で定年が視野に入ったとき、一念発起して英語の勉強を開始。若いころから語学が堪能だったわけでもなく、留学や海外勤務の経験もなかったが、6年前に大手自動車メーカーを定年退職し、今は同時通訳として活躍している。

「おかげさまで途切れることなく依頼があり、お断りしているくらいです」(田代さん)

 今でも「勉強」は継続中だ。通訳の仕事は専門用語や業界独特の表現を覚えることが肝だからだ。

「先日、陶磁器関係の通訳をした際は、『釉薬』や『のぼり窯』など聞き慣れない言葉の単語帳を作って、使う場面をシミュレーションして臨みました」(同)

 通訳の仕事が軌道にのると田代さんは、若い営業マンも顔負けの行動力を発揮。出版社に飛び込みで企画を持ち込み、自身の経験を『「英語が話せない、海外居住経験なしのエンジニア」だった私が、定年後に同時通訳者になれた理由』(ディスカヴァー携書)という本にまとめた。現在、2冊目、3冊目の出版計画も進行中だ。

 田代さんのように60歳を超えても充実した人生を送る人がいる一方で、時間を持て余し、急に老け込んでしまう人も多い。人生の後半が花咲くかどうかは、「学び」に鍵があるようなのだ。

「老化と闘っていくために必要なのは、勉強です」

 と話すのは、精神科医の和田秀樹さんだ。

「若々しさというと、体を動かし、鍛えることに目が向きがちですが、脳を若々しく保つほうが大切。脳を動かしている人のほうが、おっくうがらずにアクティブにもなれる。前頭葉が縮んでくると、意欲も低下してしまうからです」


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