──直接のきっかけは?

中川: 中2のとき、「月刊デ☆ビュー」という(タレントの)オーディション雑誌(現在はウェブ)に応募していろいろな事務所と面接し、ベッキーさんや安達祐実さんのいる事務所に決めました。すぐ上京しなかったのは、環境を変えず勉強にも専念したかったから。地元で暮らしてご当地CMや雑誌で経験を積みました。映画を見るのが大好きなんですが、昨年は映画に初挑戦しました。

──どんな役ですか。

中川:高校の写真部の大会が舞台で、私は(他の部から)写真に目覚めていく“熱い”女の子を演じています。母校の写真部の様子も見学し、4カ月くらいカメラを勉強しました。ケーキ屋さんや椅子の工房などを実際に自分が撮影するシーンもあり、表情を撮ることに苦戦しました。もっとお芝居を学びたいって思いました。

──高校卒業後は故郷を離れて、拠点を東京に移す?

中川:その予定で大学を受験中です。進学したら、勉強しながら挑戦したいことが山ほどある。弁論も情報を伝える番組も台本のあるお芝居も、「伝える」という点では共通するので、何でもがんばりたいです。好きな色が「白」なんですが、自分も真っ白な気持ちで!

週刊朝日 2017年1月20日号