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木村拓哉 困難を「乗り越えなかったら、次はない」

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週刊朝日

木村拓哉さんが演じるのは“職人外科医”だが、自身にも“職人俳優”の面がある?(※イメージ)

木村拓哉さんが演じるのは“職人外科医”だが、自身にも“職人俳優”の面がある?(※イメージ)

 1月15日スタートの連続ドラマ「A LIFE~愛しき人~」(TBS系、21時~)で主演を務める木村拓哉さん。演じるのは“職人外科医”の沖田一光。木村さんにとって初の医師役だ。患者一人ひとりに向き合う沖田に重ね合わせ、自身の仕事への向き合い方について語ってもらった。

──自身が演じる沖田一光という人物について、どう思うか。

 最初からスッと入っていけて、脚本を読んでいてもひっかかるところがありません。沖田は自分の仕事に誰よりも責任を負っていて、だからこそダメなものはダメと言うし、決してブレない。思いを寄せる相手(竹内結子さん演じる深冬[みふゆ])に対する態度には、「オマエ、なにやってるの?」みたいな気持ちになりますけど(笑)。でも、患者さん一人ひとりにあれだけのモチベーションで向き合っていたら、そうなってしまうのかなとも思います。

──沖田は“職人外科医”だが、自身にも“職人俳優”の面があるのでは?

 それは自分自身でジャッジするものではないし、「こういう職人的な面があります」と披露するのも違うと思う。ただ、物事に対して沖田がとる行動には、うなずけることがものすごく多いです。

──6364件以上のオペ経験がある沖田と、数々のドラマに出演してきた木村さん。キャリアという意味でも通じるものはあるか。

 沖田にとっては“6364件”じゃなくて、“6364人”なんじゃないかな。自分に置き換えたときに、そう思いました。何度ドラマを経験しようと、どれだけ長くやろうと、内容や現場に触れるのは毎回初めてなわけです。沖田は世間の人たちが求めがちな「スーパードクター」ではない。空も飛べないし怪力もない。ただひたすら、自分が直面するケースに真剣に向き合い続け、あがいている。どれだけあがけるか、それをこのドラマの中で描いていきたい。

──11月に本作の主演を務めることが発表されたとき、木村さんは「逃げずに挑みたい」というコメントを出した。逃げ出したくなるような困難に直面することはあるのか。

 あるある、ゴロゴロしてる(笑)。でも、生きている限り向き合わなくちゃいけない。いくらケガを負おうとも。

──実際に「もう逃げてしまおう」と思ったことは?

 それはないです。乗り越えなかったら、次はないから。前に進もうという覚悟は決めています。

──俳優には職人性とスター性の両方が必要だと思うが、自身の中でそのバランスは?


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