仕事は順調そのものだった香川。人生は何があるかわからない (c)朝日新聞社
仕事は順調そのものだった香川。人生は何があるかわからない (c)朝日新聞社

 俳優の香川照之(51)が、21年間に及ぶ元客室乗務員の妻との結婚生活に終止符を打った。スポーツ紙の報道によると、約2年前から双方が代理人を立て、慰謝料や長男、長女の親権について協議。合意に至り、離婚が成立したという。

 香川は、ドラマ「半沢直樹」などヒット作品に出演する売れっ子。2012年には長男とともに歌舞伎界入りし、九代目市川中車を襲名した。くしくも離婚報道が出たのは、東京・歌舞伎座での「十二月大歌舞伎」期間中だった。

「(離婚は)私の力不足」

 集まった報道陣に、そう語ったという。

 香川は歌舞伎役者・二代目市川猿翁(当時は三代目市川猿之助)と女優・浜木綿子との間に生まれた。しかし、猿翁が既婚者だった女優・藤間紫の元に走り、離婚。複雑な思いを抱いて育った香川は、自分の子供には両親の離婚という同じ経験をさせたくないと思っていたはずだ。

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歌舞伎関係者は異変を振り返る