津田大介「激化するネット通販物流の利点と課題」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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津田大介「激化するネット通販物流の利点と課題」

連載「ウェブの見方 紙の味方」

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アマゾン、楽天、ヨドバシカメラ、ヤフー…。ネットを利用した通販サイトの競争が激化の一途をたどっている(※イメージ)

アマゾン、楽天、ヨドバシカメラ、ヤフー…。ネットを利用した通販サイトの競争が激化の一途をたどっている(※イメージ)

 ウェブを使った新しいジャーナリズムの実践者として知られるジャーナリストでメディア・アクティビストの津田大介氏が、過熱するネット通販サイトの競争に迫る。

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 アマゾン、楽天、ヨドバシカメラ、ヤフー……。ネットを利用した通販サイトの競争が激化の一途をたどっている。

 リアルショップよりも価格が安く、取扱商品が豊富なのはもはや当たり前。そこで大きな差がつかなくなった今、各社とも「単にモノを売る」だけでなく、さまざまな付加価値をつけて消費者を引き寄せようと努力している。

 中でも大きな付加価値の一つが「配送」だ。アマゾンは年会費3900円の「プライムサービス」を契約すれば、注文した商品が最短で当日に届く。さらに関東や近畿の一部地域が対象になっている「プライム・ナウ」サービスを利用できれば、なんと最短1時間以内に届くというから驚きだ。

 これに対抗するのが通販分野でアマゾンを猛追するヨドバシカメラ。これまで同社は注文から最短6時間で配達、深夜の注文にも対応する「ヨドバシエクスプレスメール便」を提供し、好評を博していたが、9月15日に同サービスをリニューアル。対象地域と内容を充実させた「ヨドバシエクストリーム」を開始した。配達時間は、注文から最短2時間半。

 これだけ見るとアマゾンのプライム・ナウに劣るが、配送料は無料。そして「24時間再配達」という大きなメリットがある。通常、商品を受け取れなかった場合、再配達は運送業者の営業時間(通常8時から21時ごろまで)しか指定できない。ところが、ヨドバシエクストリームで買った商品は深夜であっても再配達できる。


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