「夜明けのコーヒー」は経験済みだった? ヒット曲で読み解く昭和という時代 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「夜明けのコーヒー」は経験済みだった? ヒット曲で読み解く昭和という時代

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週刊朝日
1968年当時のピンキーとキラーズ(中央が今陽子) (c)朝日新聞社

1968年当時のピンキーとキラーズ(中央が今陽子) (c)朝日新聞社

 68年3位(69年4位)「恋の季節」は、16歳のピンキー(今陽子)が4人の年上のキラーズ(男性ボーカル)を従えて歌った。<夜明けのコーヒーふたりで飲もうと>のフレーズは大流行。当時、ラジオ「セイ!ヤング」の人気DJで、『昭和ヒット曲全147曲の真実』(KADOKAWA)などの著書がある橋本テツヤさんは言う。

「夜明けのコーヒーというのは“朝まで過ごそう”という意味ですが、作詞をした岩谷時子さんがマネジャーをしていた越路吹雪の身に起きた実話。フランス滞在中に現地の青年に口説かれた話が元になっています。ピンキー自身、歌っていたときには夜明けのコーヒーは経験済みだったと、後で教えてくれましたね」

 新たな表現が名曲を生んだ。

 69年1位の「夜明けのスキャット」を歌ったのは由紀さおり。ルルルーというスキャット部が歌のほとんどを占める変わった歌だ。「ラジオ局で由紀さんに、歌詞が少なくて楽だねと言ったら、そうよと笑っていた。もちろん歌唱力が秀逸だからこそ人々の心に響いたのですが」(橋本さん)

 いしだあゆみが歌った「ブルー・ライト・ヨコハマ」も69年のヒット曲。

「ドラマで活躍していたいしださんは、なぜか急に二重瞼がくっきり! 同じ年に『人形の家』をリリースした弘田三枝子も目元が変わり、歌以上に衝撃的でした」(同)

(編集部・藤村かおり、太田サトル)

週刊朝日 2016年9月30日号より抜粋


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