“寂しい幕引き”加藤紘一氏死去「総理にしたかった」と野中氏が涙 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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“寂しい幕引き”加藤紘一氏死去「総理にしたかった」と野中氏が涙

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2000年の「加藤の乱」で涙を浮かべた加藤紘一氏 (c)朝日新聞社

2000年の「加藤の乱」で涙を浮かべた加藤紘一氏 (c)朝日新聞社

 野中氏は当時、党幹事長で「加藤の乱」を鎮圧する側の責任者だった。

「あの時、私は止める側の幹事長でしたから、複雑でした。何とか思いとどまらせたかったが、結果的にその後の人生は狂ってしまったんだよね」(野中氏)

 02年には元事務所代表の脱税事件の責任を取って議員辞職に追い込まれた。14選を目指した12年の衆院選で敗れ、政界を引退。最近では共産党機関紙「しんぶん赤旗」のインタビューで、安倍政権の集団的自衛権の行使容認を批判していた。

 盟友の山崎氏は7月、『YKK秘録』(講談社)を出版。加藤氏が元気なうちに出版したかったようだ。

「終生の畏友であった加藤紘一氏の訃報に接し、強烈な衝撃を受けました。日本の政界がかけがえのない英智を失ったことを心より惜しむ次第です」

 山崎氏はそうコメントを発表。YKKの中でただ一人、首相になった小泉氏は「YKKは友情と打算の二重奏です」と語ったが、いま残るのは友情に違いない。

週刊朝日 2016年9月23日号


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