刺傷事件でアイドル界に余波 「AKB商法」が生んだ光と影 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

刺傷事件でアイドル界に余波 「AKB商法」が生んだ光と影

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日
音楽活動をする大学生が刺された現場。アイドル界に余波が広がる (c)朝日新聞社

音楽活動をする大学生が刺された現場。アイドル界に余波が広がる (c)朝日新聞社

 音楽活動をしていた東京都の大学生、冨田真由さん(20)が、ファンの男に刺される事件が起きた。

 事件翌日の5月22日、アイドルグループの「A応P」は予定したファンとの交流の場「お渡し会」を中止に。「仮面女子」は、イベント時の手荷物検査を決めた。アイドル界へ、事件の余波が広がっている。

「検査強化をできるのは、事務所所属の人だけ。フリーの人は今までどおりに、『物販』をやるしかない。私もいつ刺されてもおかしくないですが、収入源だから中止にできません」

 こう話すのは、東京・秋葉原などで活動する女性アイドル。不安でも続ける物販とは、写真やCDなどのグッズ販売だ。SNSなどネットでファンとつながり、ライブや物販など直接交流も欠かさない。こうした流儀のアイドルは多い。

 お手本とするのは、AKB48。握手券などとセットでCDなどを売りさばき、AKB商法と呼ばれた。現代アイドル文化に詳しい社会学者の清家竜介氏は「AKBは、SNSでの情報発信や握手会でファンとつながり、成功した。この手法は他のアイドルらにも影響を与えている」と話す。

 メジャーをめざして草の根で活動する「地下アイドル」にとっても、物販は大きな武器だ。実態を探るべく、本誌記者(男、31歳)は5月下旬、都内のとあるライブ会場を訪れた。


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

続きを読む

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい