三菱自不正直撃で悲痛の倉敷市 次は「ゴーン・ショック」を恐れている (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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三菱自不正直撃で悲痛の倉敷市 次は「ゴーン・ショック」を恐れている

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三菱自動車の水島製作所 (c)朝日新聞社

三菱自動車の水島製作所 (c)朝日新聞社

 三菱自動車の燃費不正問題の発覚後、にわかに全国から注目される岡山県倉敷市。三菱自の軽自動車をつくる主要拠点の水島製作所があり、協力会社も含め、約4700人が働く。岡山県内の取引先なども含め、県全体で約1万4千人の雇用を支える。

 岡山県が4月に実施した緊急調査では、三菱自関連の32社のうち、一部停止を含む操業停止が15社、自宅待機が9社。県の担当者は「不正発覚は青天の霹靂。過去のリコール隠しも合わせて今回で3回目。関係者はショック」と話す。

 直撃された倉敷市内の企業は悲痛な声をあげる。

 自動車部品工場社長は「(水島以外の)新たな仕事を取るとなれば、納期やコストで無理しないと。死活問題だ」。運送業者社長は「生産ラインをいつ再開するのか、早く結論を出してほしい。我々も今後の計画を立てられない」と嘆く。

 雇用不安に揺れる倉敷市だが、かつて全国の注目を浴びた話題がほかにもあった。2008年、女性として当時全国最年少の市長が誕生したことだ。

 伊東香織氏で、初当選時は41歳。三菱自が燃費不正問題に揺れるさなかの4月24日、3選を果たした。

 東大、ハーバード大院の出身。旧郵政省(現総務省)を退職後、倉敷市のトップとして、水島製作所など地元企業と一体の産業振興を進めてきた。

 市はリーマン・ショック後の2009年、景気対策として水島製の軽自動車約60台を買った。電気自動車も10台購入。市総務課によると、緊急車両やごみ収集車など特殊な車両を除き、市が現在保有する公用車(総務課管理分)は約450台。うち7割ほどが三菱車という。


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